入院中の暇つぶしに役立つこんなモノ

肺炎のほうも抗生物質が効いてきてすこしずつ炎症が小さくなっていきます。毎日、血糖値を測るために指先をチクッとする程度の針をさされますが術後は皆、経験します。そんな痛みなんてもうへっちゃらと思えるようになりおむつの着せ替えをしてくれる看護助士の人にも感謝する心の余裕がでます、おっと、ここでまたアクシデント、生理が始まりました。男性スタッフも見守る中おむつを淡々と変えてくれる看護助士、もう恥ずかしがってなんていられないわと、ずいぶん幻覚さんたちのおかげで神経が図太くなっていました。肝心の肺炎の炎症が完治するまでは期間が必要ですが、ひととおりの集中治療室での日課を覚えるといずれ筆談も可能になっていきます。看護師の手のひらにひらがなで単語を書くのが精いっぱいですが、それでも何もメッセージできなかった頃を思えば、随分進化したものです。さて、肺炎はまだまだ、治っていないけれども自発呼吸ができるようになっていると主治医が判断すると、いよいよ「抜管」(ばっかん)という大イベントが待っているのです。

ポン!と音がして人工呼吸器が抜かれました。え?何?「声だしてごらん」と主治医が言います。えーっとかすれ声がでます。「3日もしたら普通の声に戻るから」とまた主治医。みると今までお世話になったスタッフの皆さんが駆けつけてくれていました。主治医はじめ看護師、看護助手の面々。皆さんピースサインをしてくれています。嬉しさのあまり「ありがどー」と精一杯の私のがらがら声での返事。あと2時間もすれば水を飲ませてくれるという、本当なのか、もう飲めるのか、それからさらに2時間したら氷水を飲ませてあげると更に説明が。そして夕方には何と食事がでるというのです。ゼリー食ですが何と、抜管から半日で食べ物が食べられるのです。これには驚きました。何という事でしょう。2時間まってようやくいただいたお水がとっても美味しくて涙があふれました。目の中に蒼い滝が流れているような情景が浮かびました。何て水ってこんなに美味しいんだ!と再認識。それから、2時間後は冷たい氷水。もっともっと美味しくておかわりまでしてしまいました。嚥下障害も起こさず、無事、夕ご飯の時間です。ゼリーに固めたコンソメ味やらフルーツ味のものが出されました。のど越しがよくまた、縛られていた手もほどかれたので自力で食べることができたのです。人間、ものが食べらえることがこんなに大事なことだは体感で感じたことは初めてでした。食べられるから回復も早くなります。ビタミン剤や栄養剤などの点滴だけでもたしていましたが、やはり人間、口から食べられることが生きる源であり、回復を早めることにも繋がるんですね。

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