入院中の暇つぶしに役立つこんなモノ

入院中読むマンガに「研修医 なな子/森本梢子作」を自信を持ってオススメします。

▼内容について
外科の研修医、杉坂なな子が研修開始から立派なオンナ先生になるまでのコメディータッチのお話です。
研修医として働く日々、そして経験を積むために他の病院にも移動し、いろんな医師や患者さん、病気と触れ合う毎日の中で、なな子は成長していきます。

この作者はほかに、「ごくせん」なども描いている人気マンガ家です。
女性向けマンガ誌に連載されていたものですが、老若男女全てが読みやすく、面白く感じるものだと思います。
絵柄も瞳キラキラな女性向けでは全くありません。

なんでもないところでじんわり笑える、おかしみのある描写と、個性際立ちながらもいるいるというキャラたちが最高です。
バイトで宿直に励み、その宿直にはこんな風に良い時もあれば、こんなに忙しく困難なこともあったり・・とか、病院の旅行では、こんなケンカが始まるとか・・・。
またある先生は独立し、開業するのですが患者さんは閑古鳥。思わず「患者にうちを紹介してくれ」と必死です。
チカラの抜けた、ほにょーんとした絵柄で、的確な描写が冴えています。

しかし病院、病気やけがを治す過酷な医師たちや患者さんの真面目なお話ももちろん描かれています。決してむやみに茶化したり、ふざけ過ぎることはありません。
その扱い方の妙というか、真摯に描くところと息を抜きながら読ませるところの対比が絶妙です。

▼こんな風に良かった
私は、実際に以前2週間ほど入院した事があるのですが、やはりこういう時は不安だし、少しマイナス思考にもとらわれがちです。
そんな時、このマンガを友人が持ってきてくれました。
すごくタイムリーで面白く、読んでよかったと友人に感謝し、自分でも後に購入しました。

このマンガは、病院の先生たちの面白話や苦労話が満載されています。
慣れない採血に苦心し、触診だっておそるおそる確かめながら進めていきます。
看護婦さんにもからかわれたり、娘のように世話を焼かれたりします。
時には解剖で、アタマに脂肪をくっつけたまま帰宅し、途中の検問でおまわりさんにぞっとされる場面なんかもあります。
もう本当におかしくて面白くて、そうなんだと見直すことが描かれていたりします。

私も入院中に、実際に先生が診察してくれたり、病状を説明してくれる時には、思わずじっと観察してしまいました。
こんな真面目そうな先生でも、なんか失敗したりくじけたりしてるのかな?
そう考えてしまい、真面目でなんだか怖いと思っていた先生たちにも親近感がわき、診察も恐れすぎることなく自然に受け入れることができました。
結果、入院生活も暗くなることなく、無事終わることができました。

▼おススメの理由
このマンガには、本当に、悪意あることや非道徳的なことは全く描かれていないし、患者にとっても負担になることがありません。
むしろ病院や医師たちへも、また自分にも前向きになれるような、そんな素敵なマンガで、本当におススメです。

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