入院中の暇つぶしに役立つこんなモノ

事故で右足の骨折し、手術が必要なため緊急入院をしました。入院見込みが3ヶ月になると先生からお話を伺い、仕事を休職しなければならないため不安にかられました。しかし、手術後の1週間は、術後の激痛で何も考える暇ない有り様でした。日にちが経つにつれ、足の痛みが和らぐと共に、リハビリが開始されました。たった半月で、右足の筋力は目に見えるほど衰え、加重をかけると痛みがあるため、なかなか思うようには回復できませんでした。
    ただ、家族や会社の同僚が代わる代わるお見舞いに来て頂いたことで退屈な病院生活に気が紛れました。しかしながら、日に日にお見舞いに来て頂く人も減り、たまに来ては仕事の話をされると段々と自分の置かれた立場や状況に不安が増しました。自分は完治するのだろうか、後遺症は、私的な怪我で仕事から戦線離脱した社員など会社に必要ではないのだろうか。
    そんな時、同じ病室のAさんが明るい方で、事あるごとに話し掛けて頂いたおかげで自分を悪く考えることが少なくなりました。その方がおっしゃるには、働き過ぎたから神様が少し休んで自分を見つめなさいと言っているんだそうです。そんな迷信めいたことを言ってもと思っていましたが、悩んでもすぐに歩ける分けもなく、無理に松葉杖を付いて復職しても会社に迷惑をかけるだけでした。そこで、気持ちを切り替え病院生活を楽しもうと考え、Aさんと同じ病棟の入院患者さんと話をしたり、看護士さんに話かけたり1日を楽しく過ごせるように努めました。
    そんな日々を過ごして一月が経ったある日、母親がお見舞いにきました。病院生活が、退屈だろうからと実家にあった本を数冊持ってきました。その中の1冊に「だから、あなたも生き抜いて」大平光代 作がありました。兵庫県の西宮で生まれ、中学生の時に受けたひどいイジメから、自殺を図るも一命を取り留めたが、その後も非行に走り遂には暴力団の妻となります。それから、叔父さんとの出会いから心を動かされ、宅建から司法書士、遂には司法試験に合格するというサクセスストーリーです。しかし、この本の素晴らしいところは、フィクションではなく実話だということです。主人公の光代さんは、自分が悪い訳でもないのに人格を否定されそれがきっかけで自殺し、非行に走りましたが人との出会いで自分を戒め周囲の支えを借りながら立ち直っていきます。
    私たちは自分に不幸が降りかかった時、後悔したり人を恨んだりします。それは、なぜなんでしょうか?
それは、自分にとって楽だからだと思います。人は生きていく上で、何かが原因で追い込まれた時に、その人の真意が問われます。後悔し、自分を責め、強いては人のせいにする。果たしてそれで解決するのだろうか?私は今一度、自分に問いたい!何も解決はしないのです。今置かれた状況から良くなる方法を考えようではありませんか。一人で無理なら周りに助けを求めようではありませんか。きっとあなたを見守っている人がいます。なぜなら、明けない夜はないのだから、、、

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